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商品コード: AS-P0K

【Arca-Swiss】アルカスイス モノボールP0 KIRK Model

Arca-SwissとKIRKクランプがコラボレーション。Arca-Swiss製倒立ボール雲台P0にKIRK製クイックリリースクランプをセットした当店限定販売モデルです。クランプがリニューアルされひとまわり大きくなるとともにQTT化されました。
現在P0シリーズはクランプ付きのP0+とネジ仕様のP0が併売されていますが、フリクションコントロールのついたP0+はあまり効果がなく操作性も良くないとの判断で、あえて安価なP0にKIRK製クランプを装着したモデルとしました。旧タイプとなったP0の販売がいつまで行われるかは不確定ですのでメーカー販売が終了次第このモデルも終売となります。

Arca-Swiss製ボール雲台はボール部の動きやロック力には定評がありますが、クランプ部に弱点があります。フィックスモデルは自社のプレートとしか互換性がありませんし、2段式のクランプはプレート着脱の際に内側の溝に引っかかってしまうことがあります。フリップロックモデルはプラスティック製のレバーや開口幅の変更に不安があり、クイックモデルに装備されているノブ式クランプはプレート着脱の際にクイックと呼ぶにはあまりにも多くの回転を必要とします。またいずれもKIRK製プレートに装着されているセーフティースクリューは機能しません。そのためスタジオJinではパノラマ用アダプターをオリジナル部品として製作し完全にドッキングさせてしまいました。


<雲台部>

ベースとなるモデルはArca-SwissモノボールP0(1/4"ネジ仕様)。特許のアスフェリカル(非球面)ボールは水平位置から傾けるにつれてわずかにフリクションが強まっていくため機材が急激に動くことを防止します。P0シリーズはロックノブのないボールヘッドという新たな発想で設計され、胴体部分のリングを回すだけでロック/アンロックをコントロールすることができます。もちろんこのリングの締め加減・緩め加減によりボールにテンションを与えながらなめらかに動かすことが可能です。

ボール部分を脚部に固定するという倒立型のユニークなボール雲台ですが安定性はやはりArca-Swissの名に恥じるものではありません。Gitzoのトラベラー1型や2型と組み合わせるにも最適です。

<パノラミックアダプター>

まずベースモデルに当店オリジナルのパノラミックアダプターを固定。ジュラルミンの塊から正確に削り出されたこのアダプターは全面にブラックアルマイト処理をしてから外周部のみポリッシュ仕上げとし、外観上もキラリと光るパーツです。ガイドピン2本が噛み合った状態でKIRK製クランプとともに確実に装着してあります。クランプの固定方法としてはオーバークオリティといえるかもしれませんが、その作り込みは雲台部やクランプ部に全く引けをとりません。

またこのアダプターには90度ずつ4箇所に目盛りを刻んでありますので、Arca-Swissのダブルパノラミックを100%活用することが可能となりました。

<クランプ部>

KIRKこだわりの円形ノブ式クランプQRC-2.4Rを当店にて確実に装着してあります。外径が約61mmとP0の胴体部とほぼ同じ大きさにリニューアルされ純正品のような収まりとなったクランプは、爪幅も約1.7インチ(約43mm)となり重量級のボディでも全く問題なくホールド可能です。ノブを締め込むと万力のようにがっちりとプレートを挟み込み、ズレやガタとは無縁です。開閉ノブをわずかに緩めるだけでプレートのスライドが可能となるのは従来通りですが、特許を取得した特殊なネジでノブを駆動することにより、機材をセットして180°回転させるだけで固定完了です。そこから逆方向に180°回せばクランプが完全に開き、上から機材を取り外すことが可能です。従来の1回転で機材を着脱できるノブでも十分にクイックと呼べるものでしたが、QTTノブは握り直す必要すらなく、まさにワンアクションで機材交換や縦構図への変更が可能となりました。ノブ式はロック/アンロックの手ごたえがわかりやすく、スライド時にはプレートのセーフティスクリューが機能しますので、不注意による脱落事故の確率も低くなります。

また画像の通り、高精度で加工された金属同士であればコルクやゴムの滑り止めは必要がありません。わずかでも弾力のあるコルクやゴムは、かえって振動やブレの原因となることもあります。

このクイックリリースクランプは基本的にすべてのアルカスタイル・プレートをホールドすることができるよう設計されていますが、製造誤差の大きなメーカーが存在することも事実です。品質が確認できる範囲ではKIRKの他にWimberley(ウインバリー)・Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ)製プレートは確実に固定できることを確認しております。水平確認を一目でチェックできる水準器も内蔵され、使い込むほどに手放せない相棒となるでしょう。


※雲台部はKPI(ケンコープロフェショナルイメージング)国内正規品ですが、KIRK Modelにつきましては故障やオーバーホールの際は当店を経由しての対応となります。

※Arca-Swiss製クランプ等は付属しません。

※構造上胴体部のロックリングには遊びがあります。上下方向にはカタカタと動きますが回転方向にガタはありません。

※パン部分の動作は適度な重さとなるようメーカー出荷時に調整されていますが、この重さは後から調整ができず、またどうしても多少の個体差や動きにざらつきを感じる場合があります。入荷してきた雲台をすべてチェックして「重め」「軽め」と表示して販売することや、そのために回転トルクを数値化することも一販売店としてはできませんので保証対象外とさせていただきます。もちろん全く動かない、明らかな引っかかりがあるなどの場合は保証の範囲内です。

※雲台を固定するネジ規格がUNC 3/8-16のいわゆる「太ネジ」仕様の脚部にはそのまま装着ができます。
付属のネジ変換アダプター使用でUNC 1/4-20の「細ネジ」仕様の脚部にも装着可能です。

※カメラボディ・レンズ三脚座をこの雲台にセットするためにはアルカスタイルのカメラプレート、L-ブラケット、レンズプレート、レンズフット、リング式三脚座などが必要です。
KIRK製プレート類はほとんどが各機種専用設計となっています。ご使用の機材に合わせてお選びください。

※クランプの爪幅よりも小さなプレートをホールドする場合は、必ずクランプの中央で挟んでください。
クランプの端でプレートを挟むと開閉部分が斜めになり、プレートと面接触しませんので脱落の可能性が非常に高くなります。

型 番  AS-P0+K
JANコード  -
材 質  未公表
重 量  約435 g
外形寸法  高さ:約96 mm(プレート取り付け面までの高さ:約92 mm)
 ベース部直径:約53.5 mm
 胴体部最大直径:約64.5 mm(ノブ部含まず)
雲台部  ボール直径:約35 mm
 ボールティルト:約40°/90°
 パン:約360°独立ロック・アンロック可能
クランプ部  クランプ幅:1.7インチ(爪幅約43 mm)
 水準器内蔵
耐荷重  20 kg(メーカー発表値)
固定方法  UNC 3/8-16(太ネジ)で三脚に固定
 付属の変換アダプター使用で1/4-20inネジでも固定可能
適 合

 全てのKIRKカメラプレート/KIRK L-ブラケット/KIRKレンズプレート/KIRKレンズフット
 KIRKリング式三脚座/他社アルカスイス・スタイルプレートでカメラまたはレンズ三脚座を固定

 カメラ:一眼レフボディ+標準ズーム・中望遠ズームレンズ等
付属品  ・スタジオJin保証書
 ・ネジ変換アダプター
生産国  雲台部:フランス
 パノラミックアダプター:日本
 クランプ部:アメリカ合衆国
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 ▶銀行振込決済 ⇒ ご入金確認の次営業日に発送

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 ▶在庫:0表示でもご注文いただけますが予約注文となり、入荷予定はお知らせできません
 ※アルカスイス社は出荷が半年~1年滞ることも珍しくないメーカーですので本当に未定です
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メーカー希望価格(税込):83,270
当店販売価格(税込): 83,270円
(税抜):75,700

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この商品に対するお客様の声

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  • 良い買い物でした

    2017/03/06 投稿者: 誠 おすすめレベル: ★★★★★

    カメラを動かすときの非対称ボールの抵抗が適度で、締めるときにもほとんどズレません。ノングリス自由雲台は不安でしたが、アルカスイスは問題ありませんでした。グリスタイプの或る自由雲台は滑らかでピタリと締まるのですが、グリスで機材や服やバッグが汚れて困っていました。またグリスを使わない自由雲台はジッツオを二つ経験済みですか、締めたときのズレが許容範囲外でした。大きさは、ジッツオトラベラー1型に付けて脚を180度折り畳むと少し開いた状態になりますが、許容範囲です。そのうちジャストサイズになるトラベラー2型に付けようと思っています。ジッツオのマウンテニア0型、1型に付けるなら重さの点からアルカスイスPゼロ以外の選択肢はありません。アルカスイスZ1(未購入です)はジッツオ2型マウンテニア(未購入)以上かと個人的に思います。70-200,2.8を使うことになりましたら、検討します。Kirk自由雲台も、私は未体験ですが、Jinさんのご推薦ですので安心できそうですね。アルカスイスPゼロKirkを使って気になった点が二つ。クランプを締めたつもりがフレーミング中に緩んでいることが何度かありました。単体で同じKirk円形クランプを一脚につけて使っていますが、緩んだことがなかったので不思議です。(多分私の締め方が悪いと思います)もう一つは、パンノブが邪魔でリングを締めにくいことです。パンノブの位置はずらせますので今、邪魔にならない位置を模索中です。多分パンノブは右に向けておくのが一番いいのでしょう。ネットで使用感を検索していますと、締めたとき右にズレる、というのがありましたが、確かに300ミリを無理やり載せてフレーミングすると少しズレる感じですが、私は許容範囲でした。むしろ24-70,2.8ぐらいなら締めて右にズレるときは三脚に問題があることが分かって都合が良かったです。つまり、センターポールのナットを緩めていたり、クランプノブが緩んでいたとき、右にズレました。それぐらいアルカスイスPゼロ自体はズレないですね。高かったですが、クランプ一式隙のない完成度で、良い買い物をしました。

    店舗より : 2017/03/07
    ノブ式のクランプが勝手に緩んでくることはないと思うのですが・・・プレート側・クランプ側ともに砂などの汚れがないかご確認ください。クランプを挟み込んだ時にキチンと面接触になっていない可能性があります。
    P0はロック時に本体部分をひねるような力が加わりますので、通常の雲台とは脚部に掛かる力が異なります。そのため雲台以外の部分に緩みがあると右方向=リングを締める方向にズレるような感覚があるのかもしれません。またボールにグリースを塗る必要がある雲台は総じて半締めでの動きがよくないですね。
    パンロックノブの位置につきましては、撮影スタイルは皆さん異なりますのでなんとか邪魔にならない位置でご使用ください。
    P0やBH-3Nは2型までは充分に使える雲台だと思います。Z1やBH-1Nは3型以上の脚部との組み合わせがオススメです。

    悪い癖でした
    2017/03/09 投稿者:誠 おすすめレベル:★★★★★
    お世話になります。クランプがいつの間にか少し緩んでいる原因は、リングを右に締めるときに左手や、特に手袋がノブの下をこすることみたいです。私の悪い癖です。もう少しリングの下をつかまなければなりません。内部ボールは断面が宝珠型の上下非対称かと思ったのですが、楕円の非球面でしょうか、カメラが傾くにつれて抵抗が増すので、重量機材でも安心で、これはリンホフ(大、中)やジッツオ(2型)、梅本(40)のグリス雲台にない良い感触でした。z1はジッツオ3型三脚向きですか。ハスキー4段ハイボーイは重くてめったに持ち出さないので、p0とは長い付き合いになりそうです。

    店舗より : 2017/03/09
    クランプの緩みは撮影が不安定になるだけでなく、機材の落下や転倒の可能性もありますので十分にご注意ください。
    雲台に正対したときにボールの左右幅が天地よりも僅かに広く加工されているアスフェリカル(非球面)ボールはアルカスイスの特許ですし、あの感触は好き嫌いが分かれるところでもありますが、ボール雲台の完成度としてはArca-Swiss・KIRK・RRSが順位をつけるわけではなく3トップだと思っています。他メーカーのものはやはりどこか一段(もしくはそれ以上)劣る部分があるのでオススメできず、したがって当店でも販売していません。
    Arca-Swissは純正のクランプ部分がやはり弱点なので、当店で販売している雲台は全てKIRK製に強制的に付け替えているからこそ「これイイですよ」と自信をもって言えるのです。
    今後ともよろしくお願い申し上げます。

    馴染んでます
    2017/07/18 投稿者:誠 おすすめレベル:★★★★★
    数ヶ月前からジッツォのシステマティック3型ロングで使うようになり、この雲台の実力を実感しています。ジッツォ1型に付けて感じた、300ミリを無理矢理つけての締めるときのネジレ感は店長さんがお書きのように三脚のネジレですね。3型ジッツォではそういうネジレ感はほぼ有りません。今ではすっかり馴染んで良い相棒です。

    店舗より : 2016/07/20
    スチル用の三脚は構造的にねじれ方向の力にあまり強くない(その強度はあまり求められない)ため、軽量な三脚ほど顕著に表れてしまいます。さすがに1型に300㎜は無理があるかと思いますが、3型システマであれば最適ですね。
    P1の方がボールもひとまわり大きくなりますのでより軽い力で止まるかもしれませんが、仰角・俯角を大きく取れないところが弱点です。

    オススメは何でしょう
    2017/07/20 投稿者:誠 おすすめレベル:★★★★★
    300ミリを持ち出すときはハスキーハイボーイ4段にしていましたが、徒歩公共交通では重くて苦行でした。p0とシステマ3は軽いので苦にならないのが良いのですが、ニコン1桁機に1キロ越えのレンズをつけますと、60度を超える仰角俯角で、かなり強くp0を締め付けないと動きますね。そこで質問です。なるべく軽い雲台で90度まで倒せて、締め付けも軽い力ですみ、さらにp0のように多少傾いた三脚でも水平にパンできる自由雲台でオススメはありますか。値段はこだわらないです。個人的にはアルカスイスz1ダブルパノラミックが正解かと。よろしくお願いします。

    店舗より : 2016/07/21
    三脚での撮影をする方にとっては最低限、カメラ・レンズ・三脚・雲台がワンセットで「撮影機材」です。どれか一つバランスが崩れても安定した撮影は望めません。
    ご使用の機材での撮影条件ですとやはり雲台はZ1+dpのKIRK Modelがベストチョイスかと思います。

  • 重いのでも使えますよ

    2016/01/09 投稿者: YG おすすめレベル: ★★★★★

    旅行用の、小型三脚・雲台として選択しました。GITZOのトラベラー2型に装着しています。
    2型トラベラーを180度脚を回して収納の際には、数mmだけ隙間ができてしまいますが、特別問題はないと思いました。
    日頃は、200mm程度までを載せるのに使っていますが、428を載せても、結構止まってくれますので、カックン、三脚ごとの転倒は注意する必要ありますが、応急避難的に使えるだけの安心感はあります。
    初めて見る形で、購入前、使用感はどうだろうかと不安がありましたが、思いのほか使いやすく、一般的な自由雲台ですと、水平出しを基部でしたとしても、クランプ部は水平ではなく、パノラマ等には、再度水平出しをする二度手間がかかりますし、下向きに開口していますので、埃も入りにくいのではないかと、これにしてよかったと思っています。
    P1とP0では、取り付け部分の径が異なります。機能的にはP1のほうが、よいと思いましたが、サイズ含めて、適材適所の選択が必要で、私は今回P0を選択しました。 GITZOのGT4552TSとかですとP1にすべきと思います。

    店舗より : 2016/01/14
    他にはない形状の自由雲台ですが、慣れると確かに使いやすいですよね^^
    P0とP1はもちろん大きさも異なりますが、P1は雲台部で90度傾けることができないところが最大の違いです。
    望遠レンズの三脚座での運用やボディにL-ブラケットが装着されていればさほど問題にはなりませんが、仰角を大きく取りたい場合などでは使い勝手に差が出てくるかもしれません。
    いずれにしましてもGitzoの2型トラベラーにP0はベストチョイスだと思います。