HUSKY ヘッド一体型三脚 KIRK Model
日本で写真に関わった人であれば誰でも一度は聞いたことのある三脚「ハスキー」。その質実剛健さと変わらないスタイル、確実な操作感で日本デビューから半世紀以上たった今でも絶大な人気を誇る三脚です。世界初のジュラルミン製三脚、世界初のエレベーター付きセンターポール。以降に作られた全ての三脚のお手本となった三脚です。
雲台部分の作りも素晴らしく、スッと動いてピタッと止まる、文字で書くと簡単ですが、実現できている雲台はごくわずかです。構図を決めてからぐっと締め込んだときのズレが極小であることも使いやすさに大いに貢献しています。
「プロ用」と書かれたカメラ用品は多数販売されていますが、本当にプロカメラマンから高く評価され、様々な現場で実際に使用されている製品がどれだけあるでしょうか? ネジ1本からすべての部品が補修部品として用意され、必要であればいつでも完全にオーバーホールをして新品の機能が回復できるというサービス体制もプロの撮影現場の要望から生まれたものです。
そのHUSKYとKIRKクランプがコラボレーション。最製造段階から雲台にコルクを張らず、回転防止ピンを埋め込めるよう加工してあります。工場段階から特別に生産するモデルですので、もちろん保障もメンテナンスも心配ありません。
クランプは2.6インチのQTT新型HUSKYモデル。正面と左右に90度ずつ回転させることができ、それ以外の角度にはセットすらできず不用意に緩むこともありません。固定は定評のあるHUSKYオリジナルの大型ロックホイールを使用しますのでクランプの方向を変更する際にも工具は必要ありません。
このクイックリリースクランプは基本的にすべてのアルカスタイル・プレートをホールドすることができるよう設計されていますが、品質が確認できる範囲ではKIRKの他にWimberley(ウインバリー)・Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ)製プレートは確実に固定できることを確認しております。水平確認を一目でチェックできる水準器も内蔵され、まさに最強の3ウェイ三脚と言える組み合わせが実現しました。
※HUSKY三脚はプロカメラマンがその使用頻度で10年、20年と使用することを前提として製造されています。そのためあえて耐久性を重視した材質の部品が使用されている部分があり、使い始めは動きに渋さを感じたり、脚部のロックも若干甘いような、滑るような感覚を感じたりすることがあります。いずれも各パーツ同士が馴染んでくると解消されるかと思いますので、是非とも長くお付き合いください。
各部が馴染んでからが本当のHUSKYです。「for Professional」という言葉は飾りではありません。