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商品コード: BL-FTZV2

【KIRK】Nikon マウントアダプター FTZ専用L-ブラケット Ver.2

KIRK Enterprise Solutions(KES)により、Nikonの新シリーズミラーレス用マウントアダプターFTZ専用に設計されたL-ブラケットです。マイナーチェンジによりバージョン2へと進化しました。

底面・側面ともにアルカスタイルのダヴテイルは正方形に改められ、前後方向からも左右方向からもクランプすることが可能となりました。MAGPUL規格のQDソケットも装備され、さらに使いやすいL-ブラケットとなりました。

※NikonマウントアダプターFTZ IIへ取り付けることはできません。


別次元のフィット感

KIRKではまず市販版のカメラボディを入手し、実機を元に各部計測をしたうえで設計が始まります。どのカメラにも使えるという汎用性は、逆に言えばどのカメラにもぴったりとは合わないことを意味します。その汎用性をあえて捨て去り、妥協なくフィットさせることから生まれる安定性を最優先としたデザインです。KIRK製L-ブラケットはマウントアダプター底面前後の形状に完全に沿うように設計され、前後左右にも回転方向へもズレてしまうようなことはありません。

またそのデザインから、カメラと接する部分にコルクやゴムなどを挟む必要もありません。わずかでも弾力のあるコルクやゴムのたわみが振動やブレの原因となってしまうこともあります。

マウントアダプター用のL-ブラケット使用により三脚座の装備されていない広角~標準域のFマウントレンズと軽量なZシリーズボディの組み合わせでもバランスが取りやすく、ボディ側で固定するよりもそれぞれのマウントにかかる負担を減少させることが可能です。またどうしても操作が必要なレンズ取り外しレバー部分にはあえて指が入るよう隙間を作り、ボディとFTZの着脱の際にも、FTZとFマウントレンズの着脱の際にもBL-FTZを取り外す必要はありません。もちろん隙間を作るということは安定性の悪化につながりますので、他のボディ用L-ブラケットよりもさらに強度を上げた設計となっています

湾曲も凹凸もあるカメラ底面にコルクやゴムの滑り止めを挟んで平らなプレートを取り付けるという、いままでの「クイックシュー」とは別次元のフィット感をぜひ体験してください。


撮影結果に直結する安定性

通常の縦構図は雲台側を90°傾けての撮影となりますが、同時に機材の重心も左右に大きく移動してしまいます。その結果として安定性の低下によりブレを誘発しやすくなるだけでなく、三脚の転倒や機材の損傷につながる恐れもあります。

カメラにL-ブラケットを装着しておけばクイックリリースクランプからワンタッチでカメラを取り外し、またワンタッチで縦位置に固定することが可能です。これで縦構図撮影時の大幅な安定性の向上とともに、構図や光軸が左右へズレてしまうという問題からも解放されます。

三脚座のついた望遠レンズではレンズを中心に90°回転させて横・縦の構図変更ができますが、同様のことがボディ側でも可能になることは広角・標準レンズ使用時の大きなアドバンテージとなります。


本物だけが持つ信頼性

素材となる6061-T6アルミ合金は航空機・自動車・バイクなどの部品から鉄塔やクレーンまで、軽量かつ強度が必要でさらに腐食環境がシビアな場面で多く用いられる金属です。強度の高いアルミ合金というと同じ熱処理型のA2017ジュラルミンが有名ですが、比較すると強度は同等で耐食性に優れ、カメラマウントに用いる素材として最適といえます。KIRK製品・部品はこのハイグレードなアルミ合金の塊からCNC加工により高精度で削り出し成型されています。加えて表面仕上げは塗装ではなく硬質アルマイトの硬い皮膜で覆うことにより表面硬度をさらに高め、傷もつきにくく着脱を繰り返してもサイズの変化がほとんどありません。またネジ類は錆の心配もないステンレス製となっています。

アルカスタイルプレートではこの使用素材・切削精度・表面処理の3つが非常に重要な要素となり、どれが欠けても安定性、耐久性、安全性などに必ず問題が出てきます。新品の見た目ではなかなか判断できない部分ですが、全ての面で優れているからこそ当店ではKIRK製カメラマウントを自信を持ってオススメしています。


広がる新たな価値

L-ブラケットはマウントアダプター底面の三脚ネジ穴に付属のネジとL型六角レンチで固定します。あえてひと手間かけて工具を使用する仕様となっているのは、締め加減がわかりやすく確実な装着が可能な唯一の方法だからです。この六角レンチはKIRK製クランプに収納されているものがそのまま使用できますので、うっかり忘れて現場で慌てることもありません。当然のことながら、コインやレバーが立ち上がって指で回すネジでは適正な力で締めることはできません。

しっかりと固定されたL-ブラケットはクイックリリースで雲台に固定するだけでなく、KIRK製グリップやストラップなどアクセサリー類の装着ベースとしても使用可能です。また車のバンパーのように万が一の衝撃から保護してくれる働きも期待できます。

さらに品番末尾がV2となったモデルからは、底面にMAGPUL社のQD(Quick Disconnect)システムに対応するQDソケットが新たに設けられ、ワンタッチでMAGPUL製スリング等の着脱が可能となりました。もちろんKIRKの設計に妥協はなく、アルミ合金をただ切削しただけでは金属同士の耐摩耗性に劣るためステンレス製の別パーツを圧入するという徹底ぶりです。もとは自動小銃などを肩から吊り下げ、同時に保持しながら射撃するための本物のスリングシステムですので信頼性は抜群です。QDシステムにつきましてはこちらのページで詳しくご案内しています。

高性能、多機能な現代のデジタルカメラのさらなる付加価値となり、使い勝手を向上して撮影や表現の幅が大きく広がるパーツです。

※このL-ブラケットはカメラボディにL-ブラケットやカメラプレートを装着した状態では使用できません。

※全てのKIRK製カメラマウントはKIRK製クイックリリースクランプでの使用を前提として製造されています。

アルカスタイルと称して販売されていても他社製クランプは製品のバラつきが大きく、レバーリリースタイプは適合が非常にシビアです。特に中国製品ではメーカーごとの適合データを出せるような現状ではなく、脱落事故の情報も多く伺っていますので安全のためKIRK製クランプとセットでご使用になることを強くお勧めします。

※L-ブラケット底面・側面ともにセーフティースクリューの取り付けはできません。機材を三脚に装着したまま移動させることは危険ですのでお避けください。撮影時にもクランプの緩みがないよう充分にご注意ください。

型番  BL-FTZV2
JANコード  4582679953055
適 合  ・Nikon マウントアダプター FTZ
材 質  本体:6061-T6アルミ合金から削り出し一体成型
 表面処理:硬質アルマイトブラックサテン仕上げ
 固定ネジ:ステンレス製
重 量  約79 g
固定方法  1/4インチネジ・六角レンチにてマウントアダプターに固定(三脚ネジ穴使用)
付属品  ・L-ブラケット固定用 1/4-20inネジ(CPS-1)×1
 ・L-ブラケット固定用 5/32in六角レンチ×1
生産国  アメリカ合衆国
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この商品に対するお客様の声

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  • 改良品はいつか出る?

    2020/02/08 投稿者: 必撮列車人 おすすめレベル: ★★★★☆

    Nikon がZマウントの望遠をなかなか出してくれないので(笑)、Z6に FTZ をかませて、AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR を使用しています。
    ボデー側での三脚への取付けは、レンズ側が長くなりブレへの不安があったので、BL-FTZ を導入し、FTZ 側で三脚に取付け出来る様になり、縦・横位置ともにガッチリ安定して撮影が出来る様になりました。
    しかし、Z6にバッテリーパック MB-N10 を取付けて手持ちで撮影時、FTZ に BL-FTZ が付いていると MB-N10 に BL-FTZ が干渉して Z6に取付け出来ないので、MB-N10 を外すか、BL-FTZ を外すかの対応が必要になります。
    レンズがFマウントとは言え、FTZ との組み合わせで良い感じで使用出来ているので、これで BL-FTZ の干渉が無ければ・・・と思いますが、MB-N10 さえ考慮しなければ、BL-FTZ は必須アイテムだと思います。

    店舗より : 2020/02/10
    Z6/Z7とFTZはもともとクリアランスが極小で、コンパクトにするために多少無理をしたような感じがありますね。
    BL-FTZはボディ用のL-ブラケットとも同時使用はできませんので、MB-N10を装着するとさらに条件は厳しくなってしまいます。
    やはり全てを解決するようなL-ブラケットは物理的に難しく、仮に実現できたとしてもシステムの違う方には無用に重心が上がってしまうなどマイナス要素も出てきてしまうこととなります。
    Zマウントの70-200の発売延期はコロナウイルスの影響でしょうか、早期の終息を願っております。